大津市の中学生いじめ自殺問題、ほんとにひどいですね。
ネットを見ていると日本中が怒っているように感じます。
「いじめ」の言葉を聞くと思い出すことがあります。
それは中学生の頃のこと。
学年の中でも目立たなくて、どちらかというと弱い子の集まり、4、5人のグループがありました。
ある時その中のひとりを他の仲間がいじめていたんです。
それは、両方の足を持って階段を引きずりながら下ろすというひどい行為でした。
仲がいいグループのように思っていたのに。
「おまえらいええかげんにせーよ!!」
怒鳴ると同時に手と足が出ていました。
やられていたのが身体障害者のDくんだったから余計に腹が立ちました。
それと同時に、目立たずあまりものも言わない弱い者が仲間にこんなことをすることに驚きました。
グレているヤツならまだ分かる。
いや、ボクの周りにいたグレているヤツらは、本人がどう努力しても克服できないハンディを持っているD君をいじめることは決してありませんでした。
むしろDくんのことを気にかけ助けてあげていた。
グレているヤツらは多かれ少なかれ心に傷を持っていたから人の痛みをわかっていたのでしょう。
Dくんをいじめていたヤツらを問いつめると
「Dくんは嫌がっていなかったし、むしろ喜んでいたよ」
と、耳を疑うようなことを言い始めました。
「やめてくれ」と言いたくても言えなかったはずなのに。
それは自分自身をかえりみれば容易に分かるはずなのに。
大津市の亡くなった中学生もきっと無抵抗だったんでしょうね。
無抵抗だからいじめる方もエスカレートする。
真相解明を切に願います。